針なしホッチキスの仕組みと原理

卓上タイプの詳細

 

 

卓上タイプには2穴タイプと12枚タイプがありますが、これははっきり用途が違うタイプとなっています。

 

2穴タイプでは、普通のコピー用紙を10枚までしっかりとじられますが、大きな特徴は何と言っても、ワンアクションで2ヵ所をとじることと同時にファイル穴も開ける機能でしょう。これならそのまま配布資料に活用したり、2穴ファイルに収納したりできるので、大変便利です。

 

普通は2穴ファイル用にわざわざ穴あけ機を使っているはずです。形状も入念に設計されています。特にハンドル形状はユニバーサルデザイン設計で、握りやすく、最後までしっかりと押しやすい形状となっています。また、とじ穴の位置を事前に確認できる、「透明とじ穴位置確認ゲージ」が付き、サイドゲージでA4長辺までのセンター合わせも可能です。

 

卓上12枚タイプは、その名の通りコピー用紙を12枚までとじられるので、とじる能力が最大となり、いろいろな資料作りに活用できる本格機種となっています。ハンディタイプの他枚数と同様に、矢印状のとじ穴が引っかかる仕様でとじた部分がはずれにくくなっており、更に、サイドゲージを使用して2箇所をとじると、とじ穴がフラットファイル対応のパンチ穴にもなります。

 

最後に「ハリナックス」に共通する注意点ですが、感熱紙、複写伝票などうすい紙、柔らかい紙など用紙の種類によっては相性が悪いことがありますので、不要な紙で事前に確認するようにしてください。